パパが寝かしつけると赤ちゃんがギャン泣きしても、「パパが嫌いだから」とは限りません。
空腹やおむつ、眠るタイミング、いつもの寝室や寝る前の流れなど、まず確認したいことがあります。
僕も生後1〜3か月頃は寝かしつけに苦労し、「僕の抱き方が悪い?」「嫌われている?」と悩みました。
しかし、生後4か月となった今では、時間はかかっても一人で寝かしつけられる日が増えています。
この記事では、わが家での失敗や工夫も交えながら、パパの寝かしつけで大泣きするときの原因の整理方法、実際に試した対処法を紹介します。
寝かしつけが上手くいかずに悩んでるパパさんが少しでも楽になれば、幸いです。
【結論】パパの寝かしつけで大泣きしても「パパが嫌い」とは限らない
寝かしつけているのに大泣きされると「パパが嫌いなのかな?」って思われるかもしれません。
詳しくは後述しましすが、大泣きの理由はひとつではありません。
【実体験】パパ自身が寝かしつけに慣れていないこともある
最初の頃は、僕も初めての子育てなので抱っこするにも緊張していたんだと思います。
そこで最初は、「どう揺らしたらいい?」「背中はどんなリズムでトントンする?」というところから始めました。
寝かしつけに慣れている義母のやり方を観察し、抱き方や揺らすテンポ、背中をトントンするリズムなど、自分とは違うところはないか探しました。
真似できる部分を少しずつ取り入れていくうちに、「この抱き方だと落ち着きやすいな」という、わが子なりの傾向も分かってきました。
この経験から、赤ちゃんだけでなく、パパも寝かしつけに慣れていく途中なのだと思いました。
まず確認|赤ちゃんが大泣きする原因を5つに分けて考えよう
①そもそも眠るタイミングなのか?
今振り返ると、生後1〜3か月頃は、「夜だから寝かせなきゃ」と頑張りすぎていた気がします。
当時は昼夜の流れも今ほど整っておらず、いくら工夫しても寝ないことがありました。
4か月頃になって生活の流れが作りやすくなると、寝かしつけも以前より楽になっています。
その経験から、まずは「今、本当に眠るタイミングなのかな?」と考えるようになりました。
②空腹・おむつ・暑さ寒さなど不快感はないか?
うちの子の場合、一番分かりやすいのはミルクです。
お腹が空いているときはかなり強く泣き、抱っこだけではなかなか落ち着きません。
そのため、
① ミルク
② おむつ
③ 空調(抱っこしたときに背中が汗でびっしょりになっていないか?)
の順に確認しています。
「パパだから泣いている」と思っていても、実際には普通の空腹や不快感だった、ということもあります。
落ち着いてひとつずつ、赤ちゃんの不満を解消してあげましょう。
③いつもの寝かしつけと何が違うか?
わが家の就寝ルーティーンをご紹介します。

という流れがおおよそできています。
この就寝ルーティーンがある程度できるようになってからは、以前と比べて寝かしつけが楽になったと感じることも増えました。
寝ない日は、「今日は時間が違った?」、「いつもの流れと何か違った?」と振り返るようにしています。
④普段からパパと過ごす時間があるか?
僕は子どもが産まれてすぐに1か月ほど育休を取り、その間は長い時間を子どもと一緒に過ごしていました。
ところが復職すると、朝は子どもが寝ている間に出勤し、帰宅後から寝かしつけまでに過ごせるのは2〜3時間ほどです。
だからといって、
接する時間が短いことだけが、寝てくれない理由とは限らない
と僕自身は感じています。
また僕自身は、ミルクやおむつ、抱っこなど、寝かしつけ以外でもできる範囲で関わっていきたいと思っています。
⑤いつもと違う泣き方・体調不良ではないか?
最後に、「これは本当に寝かしつけだけの問題なのか?」も確認します。
普段と明らかに泣き方や様子が違うときは、「パパだから泣いている」と決めつけず、赤ちゃん全体の状態を確認しましょう。
【補足】月齢によって睡眠は変化する
①〜⑤の大泣きの原因についてご説明しましたが、赤ちゃんの睡眠は成長とともに大きく変わります。
そのため、生後2か月でうまくいかなかった寝かしつけが、4か月ではうまくいくこともあります。
わが家でも、生後1〜3か月頃より4か月頃の方が寝る時間の流れを作りやすくなりました。
「今寝てくれない=これからもパパでは寝ない」と考えず、月齢による変化も含めて見ていきましょう。
【図解】パパの寝かしつけで大泣きしたときの行動フローチャート
僕が寝かしつける時に気をつけていることを、フローチャートとしてご紹介します。

子どもにも日によって調子にムラがあります。
毎日寝かしつけをしていると、なかなか寝てくれない日あります。
寝かしつけで大事にしていることは「ルーティーン」と「頑張り過ぎないこと」です。
また、毎日関わることで、「今日はいつもと少し違うな」という変化にも気づきやすくなると感じています。
パパの寝かしつけで試したい4つのこと
①寝かしつけ以外の時間にも関わる
僕は寝かしつけだけでなく、ミルクやおむつ交換、抱っこ、一緒に遊ぶことなどもできる範囲で関わるようにしています。
そして、寝かしつけだけを突然「パパの仕事」にするのではなく、普段の育児から関わることを大切にしています。
②ママと寝る前の流れを揃える
わが家の就寝前ルーティーンは前述した通りです。
しかし、最初からルーティーンが決まっていたわけではありません。
何度も繰り返すうちに、わが家なりの形ができてきました。
パパが寝かしつけるときも、まずは普段うまくいっている流れを夫婦で共有するところから始めると取り組みやすいと思います。
③寝る前の刺激を減らす
寝室へ移動したら、そこからは眠る時間へ切り替えるようにしています。
特殊な「パパ専用の寝かしつけ」を探すより、
家族で眠るための環境を作る
くらいに考えた方が続けやすいと思っています。
④一度で成功させようとしない
僕たちも、寝かしつけでは失敗しています。
最初の頃、「スワドルがいいらしい」と聞き、実際にスワドルを購入して寝かしつけをしました。
ところが、うちの子にはまったく合わず、むしろ普段より強く泣いてしまいました。
一方、義母の抱き方や揺らし方を参考にすると、以前よりあやしやすくなりました。
だから今は、
「この方法がダメだった」
で終わらせるのではなく、
「うちの子には合わなかったから、次を試そう」
くらいに考えています。
寝かしつけより重要|赤ちゃんが安全に眠れる環境に配慮しよう
【重要】1歳未満は安全な寝床を優先する
寝かしつけ方法を工夫することも大切ですが、それ以上に優先したいのが安全です。
そのうえで、1歳未満では、
・1歳までは原則あおむけで寝かせる
・硬く平坦な寝床を使う
・寝床にタオルやぬいぐるみを置かない
・掛け布団ではなく衣類や室温で調節する
・添い寝のリスクに注意する
など、公的機関が示す安全な睡眠環境を整えることを心がけましょう。
詳しく知りたい方は下記にリンクを貼っていますので、ご確認ください。
こんなときは「寝かしつけの問題」と決めつけない
赤ちゃんが泣く理由は寝かしつけだけではありません。
こども家庭庁も、普段から子どもと接している保護者が「普段と何かが違う」「どこかおかしい」と感じたときには、よく状態を観察し、心配な点があればかかりつけ医へ相談するよう案内しています。
「パパだから泣いている」と決めつけず、いつもの様子との違いにも目を向けてみましょう。
①いつもと明らかに泣き方が違う
毎日のように赤ちゃんと接していると、「今日はいつもの泣き方と少し違う」と感じることがあります。
厚生労働省も、医療機関へ子どもの状態を伝える際には、泣き方・肌・便・痛がっている様子などの「いつもとの違い」が重要な情報になるとしています。
たとえば、
「いつもより激しく泣き続ける」
「抱っこやミルクでも普段のように落ち着かない」
など、普段と明らかに様子が違うと感じる場合は、寝かしつけ方だけを変え続けるのではなく、赤ちゃんの全身の様子を確認してみてください。
パパやママが感じる「なんとなくいつもと違う」も、赤ちゃんの状態を考えるための大切な情報の一つです。
②体調について気になることがある
泣いていることに加えて体調にも気になる点がある場合は、「寝ない原因」を探すことよりも赤ちゃんの状態を確認することを優先します。
こども家庭庁では、
・呼吸が苦しそう
・ぐったりしている
・何度も吐く
・けいれんしている
・意識を失うような症状がある
場合には、医療機関を受診するよう案内しています。
また、受診するときには「いつから」「どのように変化したか」など、症状や時間をメモしておくことも勧められています。
寝かしつけ中に大泣きしているからといって、すべてが「パパだから」「眠れないから」とは限りません。
いつもの泣き方や表情、呼吸、ミルクの飲み方なども含めて赤ちゃん全体を見ることが大切です。
③判断に迷ったら小児医療の相談先を利用する
「病院へ行った方がいいのかな?」
「もう少し家で様子を見ても大丈夫?」
夜間や休日は、この判断に迷うこともあると思います。
そのような場合に利用できるのが、厚生労働省の子ども医療電話相談「#8000」です。
#8000では、休日・夜間に子どもの急な症状について判断に迷ったとき、小児科医師や看護師などから、症状に応じた対処方法や受診の必要性についてアドバイスを受けることができます。
たとえば、
「今夜受診した方がいい?」
「自宅で様子を見てもいい?」
と迷ったときの相談先として覚えておくと安心です。
なお、#8000の利用時間は都道府県によって異なります。厚生労働省の公式ページから、お住まいの地域の利用時間を確認できます。
詳しく知りたい方は下記にリンクを貼っていますので、ご確認ください。
寝かしつけがうまくいかないときほど、「どうすれば寝る?」だけに目が向きやすくなります。
しかし、いつもと明らかに様子が違うときは、「寝かしつけの問題」と決めつけないことも大切です。
大泣きしてもパパが寝かしつけを続けるべき?
必ず「最後までやり切る」必要はない
うちの子は寝る前にかなり大きな声で泣き、えずくことがあります。
抱っこしていると、少し離れたところから妻に話しかけられても聞き取れないほどの声量です。
そんな姿を見ると、
「かわいそうだな」
「早く落ち着かせてあげたい」
という気持ちになります。
だからこそ、慣れないうちは
「パパが寝かせると決めたから、何があっても最後までやる」
と気負わずにまずは子どもが落ち着けるなら、ママや義母に代わってもらい、寝やすい状況を作ることだと思います。
寝かしつけることが目的であって、その役割が必ずしもパパである必要はないと思います。
どうしてもパパでは寝ないなら「寝かしつけ以外」を担当してもいい
寝かしつけの目的は「パパが寝かせること」ではないと思います。
本当の目的は、
子どもが眠ること+家庭全体の負担を減らすこと
です。
ママが寝かしつける間にパパができること
この4か月で僕が感じたのは、パパが寝かしつけられることの一番のメリットは、
妻の負担を減らせること
です。
そして、僕では寝ない日なら、妻が寝かしつけている間に、
・食器を洗う
・哺乳瓶を片づける
・洗濯物を畳む
・翌日の準備をする
など、寝かしつけ以外の僕にもできることをしています。
寝かしつけの目的は「パパが寝かしつけること」ではなく、
赤ちゃんが安全に眠れて、家庭全体の負担を減らすこと
だと僕は考えています。
パパの寝かしつけについてよくある質問
パパだと寝ないのはいつまで続く?
「○か月になれば必ずパパでも寝るようになる」という決まった時期はありません。
こども家庭庁の「未就学児の睡眠指針」では、新生児期には昼夜を問わず短い睡眠と覚醒を繰り返し、3か月頃から昼夜の区別が現れ、6か月頃になると睡眠の多くを夜間にとるようになるとされています。
しかし、乳幼児の発達には個人差があり、公的資料にもこれといった基準は示されていません。
そのため、「いつまで続く?」と期限を決めるよりも、
以前よりパパの抱っこで落ち着けるようになったか?
寝る前の流れに慣れてきたか?
など、少しずつ変化しているかを見ていく方がよいでしょう。
パパだと大泣きするのはパパ見知り?
「パパ見知り」という言葉に囚われ過ぎない方がいいと思います。
それは、パパだと大泣きする=パパ見知り、と一つの反応だけから判断することはできないからです。
空腹、眠るタイミング、いつもの寝室や抱っこの違いなど、ほかの可能性もあります。
まずは「パパだから」と考えるのではなく、落ち着いて一つずつ、空腹やおむつ、暑さ寒さなどの不快感がないか確認してみましょう。
生後4か月でパパだとギャン泣きするのは普通?
生後4か月頃でも、寝かしつけで大泣きすることはあります。
これは、「4か月ならパパに必ずギャン泣きするのが普通」という意味ではありません。
こども家庭庁の乳幼児健診マニュアルでは、3〜4か月頃はまだ睡眠のパターンを作っている途中とされ、この時期の赤ちゃんはよく泣くことも説明されています。
つまり、
「以前は誰が抱いても同じだったのに、最近パパだと泣く」
という変化が起きても不思議ではありません。
ただし、4か月という月齢だけで「パパ見知り」と判断することはできません。
ミルク、おむつ、暑さ寒さ、眠るタイミング、いつもの寝室や寝る前の流れなども合わせて確認してみてください。
【まとめ】「寝かせる」より「泣く理由を一つずつ確認する」
パパの寝かしつけで大泣きされると
「パパだから泣いているのかな…」
と思ってしまうことがあります。
僕も最初はそうでした。
しかし、大泣きする原因を小さく分けて考えてみると「パパがイヤだから」以外にも、環境や生理的なものも多くあることがわかりました。
だから今は、
「今日できない=これからもできない」ではない
と思っています。
まずは、
「お腹は空いていない?」
「おむつは大丈夫?」
「いつもの寝る前の流れと何か違わない?」
と一つずつ確認してみてください。
そして、どうしても寝ない日は交代しても大丈夫です。
パパの寝かしつけで一番大切なのは、寝かしつけを成功させることそのものではないと思います。
パパとしてできることを増やして、家庭全体の負担やストレスを少しでも減らすこと。
そのための一つとして、これからも寝かしつけに関わっていきたいと思っています。
今夜から一つ始めるなら、
「いつも寝る前に何をしている?」
とご夫婦で確認してみてください。
