母乳+ミルクの混合は何ml足す?量の目安と増やす・減らす考え方

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母乳とミルクの混合授乳をしていると、

「母乳のあと、ミルクは何ml足せばいい?」

「この量で足りているのかな?」

「飲み残したら減らした方がいい?」

と迷うことはありませんか?

わが家では、子どもが生まれて数日後から母乳とミルクの混合授乳をしていました。

産後の妻の体調や授乳の負担もあり、最初の頃からミルクを使う機会は比較的多かったと思います。

僕自身もミルクを作って飲ませていましたが、困ったのが、

「母乳を何ml飲んだのか分からないのに、そのあとミルクを何ml足せばいいんだろう?」

ということでした。

最初はミルク缶に書かれた月齢や体重ごとの目安量を参考にしていましたが、実際には毎回同じ量を飲むわけではありません。

昼はあまり飲まないのに、夜はしっかり飲む。

昨日は飲み切った量を、今日は残す。

母乳のあとでも、ミルクをしっかり飲む日もあれば、ほとんど飲まない日もありました。

調べてみると、こども家庭庁の「授乳・離乳の支援ガイド」でも、育児用ミルクを飲む量には個人差があり、混合授乳も母乳の出方や赤ちゃんの授乳量に合わせて考えることが示されています。(こども家庭庁)

つまり、混合授乳では、

「母乳のあとには必ず○ml足す」

という全員共通の答えがあるわけではありません。

この記事では、わが家の体験と公的な情報を分けながら、

  • ミルク量は何を目安にすればいい?
  • 足りているかどうやって判断する?
  • いつ増やす?減らす?
  • 飲み残しや吐き戻しはどう考える?
  • パパは混合授乳にどう関われる?

といった疑問を整理します。


【結論】混合育児のミルク量は「○ml」と一律には決められない

まず結論からいうと、母乳のあとに追加するミルク量を「○ml」と一律に決めるのは難しいです。

理由の一つは、家庭では母乳を実際に何ml飲んだのか分かりにくいからです。

例えば、

母乳をほとんど飲めていなかった場合と、

母乳を十分飲んだ場合では、

そのあとに必要になるミルク量は当然違います。

さらに赤ちゃんによって、

  • 母乳の飲み方
  • ミルクを飲む量
  • 授乳回数
  • 体重の増え方

なども違います。

こども家庭庁の「授乳・離乳の支援ガイド」でも、混合栄養では、母乳の出方や量には個人差があるため、母乳分泌のリズムや赤ちゃんの授乳量などに合わせて支援するとされています。(こども家庭庁)

また、育児用ミルクについても、

回数だけではなく1日に飲む量を中心に考え、目安量に達していなくても、赤ちゃんが元気で体重が増えているなら必ずしも心配する必要はない

とされています。

つまり、

「1回○ml飲ませられたか」だけで判断する必要はなさそうです。

ミルク缶などに書かれている月齢・体重ごとの量は一つの目安として使いながら、実際の赤ちゃんの様子も合わせて考えることが大切です。


まず確認|混合授乳でミルク量を考えるときに見る5つのポイント

では、母乳のあとに何ml足せばいいのか迷ったとき、何を見ればよいのでしょうか。

僕は、次のように分けて考えると整理しやすいと思います。

①ミルク缶などに書かれている目安量

わが家で最初に参考にしたのは、ミルク缶に書かれていた月齢・体重ごとの目安です。

「この月齢なら、このくらい飲むんだな」

という出発点があるだけでも、初めてミルクを作る側としてはかなり助かりました。

ただし、これはあくまで目安です。

こども家庭庁の資料でも、赤ちゃんによって飲む量には個人差があることが示されています。

そのため、

「目安が120mlだから、必ず120ml飲ませないといけない」

とまでは考えなくてよさそうです。

②体重の増え方・成長曲線

ミルクが足りているか考えるうえで、体重の増え方も大切な情報になります。

わが家でも、母子健康手帳の成長曲線を見ながら、

「順調に大きくなっているかな?」

と確認していました。

こども家庭庁の乳幼児身体発育評価マニュアルでも、乳児期はその時点の体重だけではなく、成長の経過を見ながら評価することが重要とされています。(こども家庭庁)

わが家では退院後しばらくの時期に、助産師さんから「1日の体重増加も確認する」と教えてもらったことがあります。

1か月児健康診査マニュアルでは、退院後の新生児について1日25g以上の体重増加が望ましいとされています。これは新生児〜1か月頃の評価に使われる目安の一つです。(こども家庭庁)

月齢が進むにつれて体重増加のペースは緩やかになるため、「乳児期はずっと毎日25g増えなければいけない」という意味ではありません。(こども家庭庁)

③おしっこや元気さ

体重だけでなく、赤ちゃん全体を見ることも大切です。

こども家庭庁の授乳支援資料でも、十分飲めているかを見る際には、元気な様子や排尿などを確認することが紹介されています。(こども家庭庁)

つまり、

「今日は何ml飲んだ?」

だけではなく、

「いつも通りおしっこは出ている?」

「元気はある?」

という視点も必要になります。

④授乳後の機嫌や実際の飲み方

わが家では、子どもの機嫌や飲み方も参考にしていました。

お腹が空いていそうなときはしっかり飲みますし、あまり欲しくなさそうなときは残すこともあります。

もちろん、

泣く=必ず空腹

とは限りません。

それでも、毎日の授乳の中で、

「いつもと比べてどうかな?」

と見ることは一つの判断材料になりました。

⑤飲み残し・吐き戻しなどの変化

飲み残しや吐き戻しも、わが家では量を考えるきっかけになりました。

ただし、

飲み残した=必ず量が多い

吐き戻した=必ず飲ませすぎ

とは限りません。

特に乳児期早期には、だらだらと少量を吐く「溢乳」はよくみられ、飲みすぎ以外にも空気を飲み込んだことや胃食道逆流など、複数の原因があります。体重増加が良好なら経過をみる場合もあります。(健やか親子21 -妊娠・出産・子育て期の健康に関する情報サイト-)

一つの出来事だけで決めるのではなく、何回かの授乳や1日全体を通して見る方がよさそうです。


わが家では母乳のあとにミルクをどう調整していた?

わが家では、

「母乳のあとには○ml」

と完全に決めていたわけではありません。

最初はミルク缶の目安量を参考にしながら、その日の子どもの飲み方を見ていました。

母乳量が見えないので、ミルクの飲み方を見た

混合授乳で難しかったのが、

母乳を実際に何ml飲んだのか分からないことです。

わが家では母乳を飲ませたあとに、いつもと同じくらいの量のミルクを用意していました。

すると、

母乳のあとでもミルクをしっかり飲む日もあれば、ほとんど飲まずに残す日もありました。

ただ、実際に母乳を何ml飲めていたのかは分かりません。

そこで僕たちは、

「今日は母乳を何ml飲んだんだろう?」

を正確に当てようとするより、

そのあと赤ちゃんが実際にどれくらいミルクを飲むか

を見るようにしていました。

昼と夜で飲む量が違うこともあった

わが家の子どもは、夜はしっかり飲む一方で、日中は夜の半分くらいしか飲まないこともありました。

最初は、

「昼間これだけしか飲んでいなくて大丈夫かな?」

「夜は少し増やした方がいい?」

と気になりました。

でも、体重は増えていて、本人も元気でした。

そこで、

1回ごとのミルク量だけではなく、1日のミルク量や授乳状況全体

も見るようになりました。

これは、こども家庭庁の「育児用ミルクでは回数より1日に飲む量を中心に考える」という考え方とも一致します。

飲み残しが続けば、作る量を少し調整した

わが家では、

昨日100ml飲んだから、

今日も必ず100ml飲む、

ということはありませんでした。

何度か飲み残すようなら少し減らしてみる。

毎回しっかり飲みきるようになったら、様子を見ながら少し増やしてみる。

という形で調整していました。

ただし、これはわが家で実際にしていた方法です。

「飲み切ったら必ず○ml増やす」といった一般的なルールがあるわけではありません。


ミルク量はいつ増やす?減らす?数字だけで決めない

混合授乳をしていると、

「全部飲んだから増やした方がいい?」

「残したから減らす?」

と考えやすいと思います。

でも、一度の授乳だけでは判断しにくいです。

飲み切った=必ず増やす、ではない

わが家では、いつもよりかなり早く飲み切ったときに、

「もう少し飲めそうかな?」

と思うことがありました。

助産師さんから、わが家では「飲み終わるまでの時間も参考にしてみて」と教えてもらったため、飲む速さも判断材料の一つにしていました。

ただし、

今回確認した公的資料では、飲み終わるまでの時間だけでミルクの増減量を決める基準は確認できませんでした。

そのため、

飲む速さだけでなく、

  • その後の様子
  • 1日の授乳量
  • 体重の増え方

なども合わせて考える方がよさそうです。

飲み残した=必ず減らす、でもない

同じ赤ちゃんでも、毎回まったく同じ量を飲むわけではありません。

わが家でも、

昨日は100ml飲んだのに、

今日は80mlでやめる、

ということがありました。

それだけで、

「20ml多すぎた」

とは判断していませんでした。

数回続けて残すのか。

その日のほかの授乳はどうだったのか。

元気や機嫌はどうか。

そうしたものも合わせて見ていました。

吐き戻した=飲ませすぎ、とも限らない

吐き戻しがあると、

「ミルクが多かったかな?」

と感じることがあります。

僕自身もそう考えていました。

ただ、吐き戻しには複数の原因があり、乳児期にはよく見られます。(健やか親子21 -妊娠・出産・子育て期の健康に関する情報サイト-)

そのため、

一度吐き戻しただけで、次から極端にミルクを減らす

といった判断はしない方がよさそうです。


「ミルクが足りている?」と不安になったら何を確認する?

混合授乳で一番難しいのは、

母乳量が数字で見えないこと

だと思います。

僕自身も、

「この量で足りているかな?」

と考えることがありました。

そんなときは、「何ml飲んだ?」だけではなく、①体重の増え方、②排尿、③元気や機嫌、④授乳後の様子、⑤1日の授乳状況を確認します。

こども家庭庁の資料でも、授乳量には個人差があり、育児用ミルクでは目安量に達しなくても、元気で体重が増えていれば必ずしも心配はいらないとされています。

つまり、

「この月齢なら絶対に○ml」

という数字だけに合わせる必要はありません。

目安量は使いつつ、その子自身の成長や様子を見ることが大切です。


パパが混合授乳に関わるとき、わが家で助かった工夫

混合授乳では、ミルクを使う分、パパも授乳に参加しやすいと感じました。

一方で、夜中の授乳はかなり大変でした。

子どもが2〜3時間おきに起きていた頃は、僕も仕事に復帰していたので、

「夜はできれば寝たい」

という気持ちは正直ありました。

でも、全部を妻に任せれば妻の負担が大きくなります。

そこで、わが家ではいくつか工夫しました。

授乳記録をアプリで共有する

わが家では、育児記録アプリの「ぴよログ」を使用しています。

育児記録 -ぴよログ- 夫婦で子育ての記録を共有できるアプリ

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「ぴよログ」では、授乳した時間やミルク量を記録しておけば、夜に妻が授乳した場合でも、朝起きた僕がすぐに確認できます。

「最後に何時に飲んだ?」「何ml飲んだ?」を毎回口頭で確認しなくてよかったので、かなり助かりました。

夜と朝で役割を分ける

わが家では、夜は妻が対応し、朝方は僕が担当することもありました。

完全に半分ずつではありませんが、

夫婦のどちらか一方だけが毎回対応し続けない

ということは意識していました。

ミルクを作る導線を整える

夜中に眠い状態で、

哺乳瓶を出す。

お湯を準備する。

ミルクを量る。

冷ます。

飲ませる。

片づける。

という作業をすると、思った以上に時間がかかります。

そこで、

「何をどこに置けば一番スムーズか?」

を夫婦で考えて、できるだけ準備しやすい環境にしました。

ミルク量だけでなく、授乳という作業そのものを夫婦でどう回すかも、混合育児では大切だと感じています。


こんなときはミルク量だけで判断せず相談しよう

「飲む量が少ない」ことだけで、すぐに病気というわけではありません。

一方で、

  • 体重がなかなか増えない
  • 授乳量が明らかに減った状態が続く
  • おしっこがいつもより明らかに少ない
  • 元気がない
  • 繰り返し吐く
  • いつもと明らかに様子が違う

場合には、

「ミルクをあと20ml増やせばいいかな?」

と量だけで解決しようとせず、健診や医療機関などで相談することが大切です。

特に、ほとんど飲めない、おしっこが明らかに減る、何度も吐くなどの場合は、早めに医療機関へ相談してください。

また、呼吸が苦しそう、顔色が明らかに悪い、ぐったりして反応が悪いなど緊急性が高そうな症状がある場合は、救急受診や119も検討します。

休日や夜間に「今受診した方がいい?」と判断に迷う場合には、こども医療電話相談 #8000で小児科医師・看護師などに相談できます。(こども家庭庁)

また1か月児健診でも、混合・人工栄養では人工乳の1回量や授乳回数に加え、体重増加や便の状態などを確認します。(こども家庭庁)


まとめ|混合のミルク量は「何ml」だけで考えなくていい

僕自身、混合授乳を始めた頃は、

「何ml飲ませればいい?」

という数字が気になっていました。

ミルク缶の目安量はとても役立ちましたし、今でも一つの基準になると思います。

でも実際に育児をしてみると、

毎回同じ量を飲むわけではありません。

母乳をどのくらい飲んだのか分からないこともあります。

昼と夜で飲む量が違う日もあります。

だから今回調べて感じたのは、

「母乳のあとには○ml」と一つの数字を決めるより、目安量を参考にしながら、その子の成長や状態を合わせて見ることが大切

ということです。

こども家庭庁も、混合栄養では母乳の出方や赤ちゃんの授乳量に合わせて考えることを示しています。(こども家庭庁)

僕なら今、当時の自分に、

「この月齢だから絶対にこれだけ飲ませなきゃ」

と考えすぎなくていい、と伝えたいです。

体重の増え方を見る。

おしっこを見る。

機嫌を見る。

実際の飲み方を見る。

1回だけでなく1日全体を見る。

そのうえで気になることがあれば、助産師さんや小児科などへ相談する。

ミルク量という一つの数字だけではなく、赤ちゃん全体を見ながら考えていけばいい。

今の僕は、そう考えています。

参考にした主な資料

  • こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド」
  • こども家庭庁「乳幼児身体発育評価マニュアル」
  • こども家庭庁「1か月児健康診査マニュアル」
  • こども家庭庁「『授乳・離乳の支援ガイド』の普及啓発に関する調査研究」
  • こども家庭庁「母子健康手帳情報支援サイト」
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